2018年3月17日に日本農芸化学会2018年度大会で発表された内容を元に、 モリンガエキスを使った化粧品の可能性についてまとめています。
学会発表内容の元情報
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モリンガエキスの美容効果
モリンガエキス(モリンガ葉抽出液)を肌に塗布した実験によって、 モリンガエキスのもつ美容効果が3つわかりました。
1. サーチュイン(抗老化)遺伝子の活性化
2. セルサイクル(新しい細胞を生み出す力)の正常化
3. 肌状態の改善:真皮コラーゲンの増加
1. サーチュイン(抗老化)遺伝子の活性化
モリンガエキスを1回(10分)塗布することで、皮膚細胞のサーチュイン遺伝子が活性化しました。
具体的には、サーキュイン遺伝子発現率が、 モリンガエキス0.005%溶液で32%増加、モリンガエキス0.0025%溶液で86%増加しました。
サーキュイン遺伝子(抗老化遺伝子)とは?
サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、 老化を防止・抑制し寿命を延ばすと言われています。 通常、食事量を抑えた空腹時にサーチュイン遺伝子が活性化すると言われ、 活性化するとおよそ100ほどの老化要因をおさえる効果が見られます。
今回の実験結果では、空腹時などは関係なくサーキュイン遺伝子が活性化する事がわかり、 美容とさらには健康食品としての有効な効果の発見となっています。
2. セルサイクル(新しい細胞を生み出す力)の正常化
モリンガエキスによって、老化細胞のセルサイクル(新しい細胞を生み出す力)を正常化と、ターンオーバーの改善が確認できました。 老化細胞ではほとんど見られなかった細胞分裂がモリンガエキスを添加することで活性化することが確認でき、 モリンガエキスは滞ったセルサイクルを正常化する作用があると考えられます。
また、モリンガエキスを継続して肌に塗布する事で、角質細胞の重なりが減少し、 角質細胞の重なりが少ない肌(ターンオーバーが正常な肌)に近づく事がわかりました。
ターンオーバーを正常化する作用で、エイジングケア、くすみケアなどに有効だと考えられます。
3. 肌状態の改善:真皮コラーゲンの増加
モリンガエキスを継続して肌に塗布する事で、真皮中のコラーゲン密度が8%増加し、 真皮中のコラーゲンが増加が確認できました。
モリンガエキス塗布による真皮コラーゲンの変化 モリンガ化粧品 オーガニック この結果により、今後エイジングケアやシミ・くすみケアの有効な成分として、 モリンガエキスの化粧品への活用が期待されます。
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